2021年2月19日放送の世界一受けたい授業でスマホ脳第3弾について紹介されました!
教えてくれたのは「スマホ脳」の著者、アンデシュ・ハンセン先生です。
スマホ脳第3弾
ついついスマホを手に取ってしまう理由
調査によると人は1日平均76回スマホを手に取り、2600回以上タッチしているそうです。
ついつい手に取ってしまう理由は快楽物質ドーパミン。
人間には新しいもの、未知のものを探しにいきたいという衝動が組み込まれており、スマホで情報を得ることで本能的にドーパミンを放出してしまうのです。
スマホでドーパミンが一番出るのは着信音が鳴った時で、人は不確かなことが好きなのでメッセージを読んでいるときよりも通知が来た時の方が、「とても大事なメッセージが来たのかもしれない」と思うのでドーパミンが大量に出ているといいます。
着信音や通知音をオフにする時間を作るのも大事です。
スマホがメンタルに及ぼす影響
オーストラリアのクイーンズランド大学が「スマホがメンタルに及ぼす影響」について世界42か国の子どものデータを調査した結果
・スマホの使用時間
男の子・・・105分以上
女の子・・・75分以上
で悪影響が出始めるということが分かってきました。
時間の長い子はイライラしやすく神経質になり、頭痛や不眠症になってしまう傾向がみられたのです。
若ければ若いほどドーパミンがでたとき、衝動を制御する力が未熟なので依存症のリスクが高くなります。
またスマホの使用時間が長いほど成績が悪くなるというデータもあります。
難しい漢字を紙の辞書を使って調べたときとスマホで検索したときの脳の活動を調べると辞書の場合、思考や創造性を担う前頭前野が活発に働くのに対し、スマホで検索した場合前頭前野がほとんど働きません
スマホ依存の抜け出し方
スマホ依存の抜け出し方は結論から言うと全く使わないようにすることです。
アンデシュ・ハンセン先生によれば依存状態の人は適切に使用しつづけるのは困難だそうです。
それよりスマホの使用を断ち切る方が簡単なんだそう。
そして徐々に回復してきたらスマホの上手な付き合い方を見つけるのです。
スマホ依存対策その①
SNSに載せる前に一旦ノートに書く。
呟きたいことがあったら1回メモに書いてみる。
下書き→2、3時間後投稿するかどうか決めるとGOOD
スマホ依存対策その②
電源を切った時間を書く。
早めに電源を切ってそれ以降はスマホを見ないというルールをもうけます。
電源を切った時間が昨日より早くなると誇らしく思うことができ、明日も頑張ろうと思えることができるのでオススメです。
スマホ依存対策その③
スマホに触れないようにするため待ち受け画面をあえて苦手なモノが写っている写真にする。
(例えば昆虫が苦手な人はあえて昆虫の待ち受け画面にする)
スマホ依存対策その④
運動をする。
アンデシュ・ハンセン先生の母国スウェーデンではスマホ依存対策として学校の授業前に
運動を行うようにしているそうです、
からだを動かすことでドーパミンが出ますが、スマホのドーパミンより運動後のドーパミンの方が量が多いことが分かっています。
さらに運動をした後は集中力、情報処理能力がアップすることも分かっています。
ハンセン先生のオススメはウォーキングで1日10分歩くようにすると◎
まとめ
今回の世界一受けたい授業は「スマホ脳第3弾!スマホ依存対策」についてでした。
スマホは使い方を間違えると依存症になりやすいので、あまり見ないようにしたいものですね。
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